明日引っ越しをする。
というわけで、部屋の大掃除をした。
物がなくなり、きれいになった部屋を見て
「今度こそ、この部屋の状態を保てるように頑張ろう」
と何度星に誓ったかわからない。
なんで毎回星に誓っているのに、結局散らかってしまうのか。
掃除をして最初の数日くらいはちゃんと部屋をきれいに保つ努力をする。
でも、出かける時に約束の時間ギリギリに用意を始めた時とかに、物を取り出して片付けずにそのまま出かける。
家から帰ってくると疲れていて片付けるのが面倒になる。
散らかりつつ部屋にいると物を出しっぱなしにしていることに抵抗がなくなる。
どうもそういったプロセスを経ているらしいことがわかった。
つまり物が整理整頓されていないのには様々な原因が絡み合っているということだ。
根本的には整理整頓されていない自分の部屋を見て、
こんな汚い部屋に入れない
と、どれだけ疲れていても掃除をする体質になっていないのが問題なんだと思う。
掃除する体質になっている人、というか「汚い」に敏感な人が羨ましく思う。
俺は、例えば街中にあるものに触れると「汚い」となる感覚がなかった。
ボウリングの後に手を洗わないこともあったし、
オールをした後にシャワーも浴びずに寝ることもあった。
歯磨きしないと眠れない感覚もわからなかった。
そういう感覚が一般的には「汚い」「ありえない」と知ったのは20歳になってからだったと思う。
その時は恥をかいたが、まだ20歳ごろにその価値観に出会えて良かった。
おかげで徐々にではあるが、「汚い」という感覚を人並みに持てるようになってきた。
コロナもあって最近では
素手でつけ麺を湯がいているのを見ると「えっ…」て思うし
家に帰ったら必ずキレイキレイをする。
部屋の散らかりは心の散らかり
的なことを誰かが言ってた気がする。
確かに気持ちもなんとなく最近明るい。