自分の年齢を思い出して、ダメージを受けることが多くなった。
大学の後輩がSNSで、
「25歳になりました!いよいよ四捨五入すると30歳です!アラサー!」
みたいな投稿をしているのを見ると、
「いやいや、まだ若いやん。27歳の俺はどうなるねん。」
とつっこみたくなる。
もう学校教育で四捨五入を教えるのやめてほしい。
八捨九入くらいにならないかなと切に思う。
27歳。
俳優や女優、アイドルならもう旬を過ぎている年齢だ。
だんだんと、お兄さんからおじさんへと周りからの印象が変わっていくんだろうなと思うと、焦る。
最近はアンチエイジングというジャンルに興味を持ち始めた。
おじさんには、俗に「おっさん」と呼ばれる人種と「おじさま」と呼ばれる人種の二種類が存在すると考えている。
「おっさん」と「おじさま」の違いを端的に言えば、品があるか、ないかだろう。
具体的に言えば、
女性に対してセクハラや下ネタを言い出したら、「おっさん」
幾つになっても女性に品よく接していたら、「おじさま」
店員など知らない人に対してタメ口で話しかけるようになったら、「おっさん」
どんな人に対しても敬意を持って接することができたら、「おじさま」
公園や電車のなかで一人で酒を飲み出したら、「おっさん」
自宅にワイングラスが置いてあったら、「おじさま」
シャツが柄物だと、「おっさん」
無地のシャツで夏でも汗が滲みてなければ、「おじさま」
あとは外見の美意識が低いと、「おっさん」
外見が整っていると「おじさま」
今のこの時期は、自分が将来「おっさん」になるのか「おじさま」になるのかの重大な分岐点だと思う。
今、俺はおっさんの道を突き進んでいる。
20代前半の頃にはあった恥ずかしさという感覚が、だんだんと薄れてきたのを感じる。
例えば、女性の前で下ネタを話したり自分の下着姿を見られることに抵抗がなくなってきた。
昔は店員さんと話すだけで緊張で身体中が熱くなっていたが、最近では自分から話しかけるようになった。
東京のオシャンな街を歩くのにも服装にあまり気を使わない。
さっきは「重大な分岐点」と言ったけど、「おっさん」までの道のりがあまりにも一直線過ぎて、ここから「おじさま」に移れるルートがあるのかと絶望する。
とにかく今からでももう一度、
外見に気を使い、
外で一人で酒は飲まず、
女性の前で下ネタを言わない
など、気をつけていくしかない。
時を戻そう。